巨人メルセデス“無事故”初完投 無傷の3連勝「アリガトウゴザイマス」

 「DeNA2-3巨人」(2日、横浜スタジアム)

 来日初完投勝利を決めると、巨人のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(24)はグラブをたたき、喜びをかみ締めた。育成から7月に支配下登録された助っ人左腕が、初登板から無傷の3連勝。「アリガトウゴザイマス」と日本語で答え、「この結果は非常にうれしく思います」と左翼席のG党に手を振った。

 最速149キロの直球に鋭いスライダーを織り交ぜ、五回を終えて無安打無得点。六回1死から柴田に初安打を浴び、続く桑原に2ランを浴びて1点差。デビューからの連続イニング無失点が25で途切れたが、二塁を守る同郷・ドミニカ共和国出身のマルティネスが救ってくれた。「打たれたのは過ぎ去ったこと。一回からの投球をすれば問題ない」と声をかけられた。「いつも助けられてる」とメルセデス。9回3安打2失点の好投につなげた。

 昨年までは制球に苦しんだが、この日はわずか1四球。「激しく練習してきたことがいい結果につながっている」。育成時代に投げ込んで制球力を磨き、今や防御率0・62と抜群の安定感。G投に欠かせないローテ投手だ。

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