浦学5年前の雪辱だ 仙台育英と再び…森監督「神様がやれって言ってる」
「第100回全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(2日、フェスティバルホール)
5年ぶり出場の浦和学院(南埼玉)が絶好のリベンジ機会を得た。初戦の相手は、まさにその5年前の初戦で敗れた仙台育英(宮城)。森士(おさむ)監督(54)は「神様がやれって言ってるのかな」と苦笑した。
センバツ王者として春夏連覇を目指して臨んだ13年は、壮絶な打ち合いの末に10-11でサヨナラ負け。現部員の脳裏にも、深く刻まれている名勝負だ。主将の蛭間拓哉外野手(3年)は「あの試合をテレビで見て浦学に憧れた。まさかやるとは思っていなかったけど、そういう相手と戦えるのはうれしい」とニッコリ笑った。
自慢の強力打線は今年も全国レベルで、南埼玉大会は6試合60得点。決勝の17得点は、5年前の16得点を上回る同県決勝最多だ。さらにプロ注目右腕・渡辺勇太朗投手(3年)らを擁し、投打のバランスも取れている。
「自分たちがずっと憧れていた代。まとまりがあったと聞いている。その代を超えたい」と蛭間。先輩の無念を晴らし、記念の100回大会で浦学の新たな歴史を作る。