興奮のあまり!?星稜・林監督が先発投手名をポロリ「いまのはなしでお願いします」

握手を交わす(左から)籐蔭の原秀登監督と星稜の林和成監督=甲子園(撮影・持木克友)
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 「第100回全国高校野球選手権」(5日開幕、甲子園球場)

 夏2年ぶり19度目の出場となった星稜(石川)は4日の開会式リハーサル後、西宮市内のグラウンドで練習を行った。5日の開幕試合で当たる藤蔭(大分)の右横手投げ投手を想定したシート打撃など約2時間。林和成監督は「ワクワクしています」と決戦を心待ちにした。

 第100回記念大会の幕開けを飾る喜びをかみしめていた。開幕戦の始球式を務めるのはOBの松井秀喜氏。指揮官は高校時代、松井氏と三遊間を組んでともにプレーした。「開会式を含め約3時間、楽しんで野球をやりたい」とチームにとって特別な試合への思いを打ち明けた。

 興奮のあまり、ついつい口を滑らせてしまった。後攻を狙うというコメントをした際に「○○の横に松井さんを立たせたい」と思わず先発投手の名をポロリ。「今のはなしでお願いします」と冷や汗をかいたが、投手陣は4投手が軽めの調整でいずれも万全の状態となっている。

 シート打撃の終盤には、林監督自ら打席に立って左翼スタンドへ場外弾を披露した。「(柵越えは)十何年ぶりぐらいです。どこまでこの運を持って行けるかな」。偉大なOBの前で躍動し、100回大会の歴史に星稜の名を刻む。

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