「第１００回全国高校野球選手権」（５日開幕、甲子園球場）

　開会式リハーサルが４日、甲子園球場で行われた。大阪桐蔭の今秋ドラフト１位候補・根尾昂内野手（３年）は、投手としてのフル回転を宣言した。

　試合が待ちきれない。開幕前日。二刀流の根尾が投手としての本能をむき出しにした。

　「全試合、投げたい。そのつもりで準備している」。第２日第２試合の作新学院戦での先発登板はもちろん、史上初となる２度目の甲子園春夏連覇までのフル回転を志願した。

　センバツでは２年連続で“胴上げ投手”となったが、昨夏の甲子園３試合は登板がなかった。個人的には夏のマウンドで躍動することは念願でもある。

　北大阪大会では準々決勝、準決勝の２試合に先発。投手としてのの調整に不安はない。２日の組み合わせ抽選後は、作新学院の映像をチェック。「コーナーを広く使わないと抑えられない」。仲間とともに前人未到の快挙へ挑む夏。高校生活の集大成を飾る。