中央学院、プロ注目大谷が号泣 頭蓋骨骨折から復活も悲願の初勝利ならず

 「第100回全国高校野球選手権・1回戦、済美5-4中央学院」(5日、甲子園球場)

 中央学院は1点が届かず、悲願の甲子園初勝利はならなかった。頭蓋骨骨折などから復活し、投打でプロ注目の大谷拓海投手(3年)は登板せず、4番としても3打数無安打1打点。高校野球生活に幕を閉じ、試合後は涙が止まらなかった。

 非凡な才能は随所に発揮した。初回は同点に追いつき、なお1死三塁の好機で左翼へ大飛球。一時、勝ち越しとなる犠飛を放った。だが、その後は済美・山口の低めの変化球に翻弄(ほんろう)され、四回、八回はいずれも空振り三振。あと1点が遠かった。

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