慶応、サヨナラ勝ちで10年ぶり勝利 “ジグザグ継投”の中越を破る

9回裏慶応2死一,二塁、宮尾は中前にサヨナラ打を放つ(捕手・小鷹)=甲子園(撮影・佐藤厚)
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 「第100回全国高校野球選手権・1回戦、慶応3-2中越」(5日、甲子園球場)

 慶応(北神奈川)が接戦を制し、劇的なサヨナラ勝ち。夏の甲子園で10年ぶりの勝利となり、神奈川県勢としては節目の200勝到達となった。

 2-2で迎えた九回、2死無走者から四球と安打で一、二塁の好機。1番の宮尾が、中前にはじき返す値千金の一打を放った。

 先発の生井(3年)は7回2/3を8安打2失点の力投。八回途中から渡部(3年)にスイッチし、相手の攻撃をしのいだ。

 中越(新潟)はエース右腕の山本(3年)と右翼手で左腕の山田(3年)を相手の左右に応じて交互に登板させ、“ジグザグ継投”で慶応の強力打線に対抗。3往復繰り返したところで最後は山田が打たれ、24年ぶりの勝利はならなかった。

 劇的な幕切れに、慶応の森林監督は「2死走者なしから攻撃するのは県大会からあった。あそこからチャンスがあれば何かあるかなと思った。県大会では打てていたが、ふたりのいい投手を小刻みに代えられて打てなかったが、辛抱して『どうせ勝つならサヨナラだ』と盛り上げていました」と振り返った。

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