高岡商・山田、六回にアクシデントも続投 2死満塁のピンチしのぐ
「第100回全国高校野球選手権・1回戦、佐賀商-高岡商」(7日、甲子園球場)
高岡商のエース左腕、山田龍聖投手(3年)がアクシデントに見舞われ、一時治療を行った。
1点リードの六回、2死一、二塁から中前打を打たれ、本塁後方へカバーに入った。その後マウンドへ戻ったが、ふくらはぎを伸ばす仕草を行い、痛みに顔をゆがめて三塁ベンチへ向かった。足がつったとみられ、治療を行った後、再びマウンドへ戻り、大きな拍手が送られた。
山田はこの時点で92球の力投。同点、逆転のピンチだったが、気迫の投球で次打者を見逃し三振に仕留め、1点リードを守った。
七回もマウンドに上がったが、自らの失策が絡んで1失点。その裏の攻撃で代打を送られ、7回1失点、110球で降板となった。
山田の治療中は守備についていた高岡商の野手陣も三塁ベンチに戻り、水分補給。熱中症対策が取られた。