巨人、遠のく首位広島…10・5差 ベテランの背信投球で手痛い1敗
「巨人4-7阪神」(7日、東京ドーム)
巨人は後手後手に回る展開で阪神に敗れ、連勝は2でストップ。この日、首位・広島が勝ったため、今季最大差タイとなる10・5差に開いた。
ベテラン左腕・内海哲也投手(36)が大誤算だった。初回、先頭の糸原に中前打を許すと、そこから1死満塁のピンチを迎え、5番に入ったロサリオに内角低めの直球を完璧に捉えられ、センターバックスクリーン左に着弾する8号満塁本塁打を浴びた。
2点差にしてもらった直後の五回には、3連続二塁打を許して、5回途中6失点であえなくKOされた。
長野の10号ソロをはじめ3本のアーチなどで追いすがったが、前半の失点が多すぎた。
高橋監督はベテランの背信投球に「最初のホームランは仕方がないとは言わないが…。その後五回の2失点は抑えないと」と苦言を呈した。
追いつくチャンスがありながら、あと一本が出なかった打線についても「追いつけず、追い越せず…。何とか点を取っていかないと」と不満をのぞかせていた。