愛工大名電が30年ぶり夏初星「監督に1勝を」 バント多用から強打に切り替え圧倒
「第100回全国高校野球選手権・2回戦、愛工大名電10-0白山」(11日、甲子園球場)
愛工大名電(西愛知)が、30年間遠ざかっていた夏の1勝をやっと手にした。八回のソロ本塁打を含む5打数4安打3打点の主将・西脇大晴内野手(3年)は「(夏の敗退が)ジンクスみたいになっていたので、勝ててよかった」と大粒の汗を拭った。
97年から率いる倉野光生監督(59)にとって、夏の甲子園初勝利。春先に「お前らで甲子園へ行けなかったら辞める」と宣言したほど、自信を持って育てたチーム。バントを多用する野球からイケイケの強打に切り替えて挑み、選手も期待に応えた。西脇は「監督に1勝を、とみんなで言い続けた。ホッとしている」と笑顔をみせた。