巨人 1年ぶりマツダ星!3安打重信がけん引 打線爆発8点
「広島4-8巨人」(12日、マツダスタジアム)
巨人が1年ぶりにマツダで勝利のハイタッチを交わした。昨年8月11日に勝利して以来、続いた連敗は「13」でストップ。斎藤投手総合コーチが「1年ぶりに勝ったよ~」と声を上ずらせるなど、ナインに安どの表情が広がり、高橋監督は「勝ったことが大きいよね」とうなずいた。
快足リードオフマンがけん引した。前夜までの2番から、6試合ぶりに1番で先発した重信が3安打。初回の二塁打、五回の三塁打は、その後の得点につながった。「とにかく塁に出られればと思っていた」と重信。自身の活躍には「まだまだです」とした一方で、マツダでの勝利には「うれしいです」と満面の笑みを見せた。
昨季までの2年間で通算打率・174。だが、7月27日に今季初スタメンを果たすと安打を重ね、3安打の固め打ちは早くも3度目となった。指揮官も「今シーズン途中から少し、バッティングが良くなってきているよね」と評価し「持続していかないといけないわけだから」と今後に期待を込めた。
やられっぱなしだった敵地で意地を見せ、前夜の執念ドローを意味あるものとした。2位を死守し、14日からは0・5差に迫る3位・ヤクルトとの3連戦。広島との差ははるか遠いが、勢いのきっかけになりうる1勝となった。