ハマスタのソトまで飛んでった~DeNAソトが場外弾 苦手トラから豪快2発!
「DeNA12-5阪神」(12日、横浜スタジアム)
豪快な一打が、天敵に苦しむチームを救った。同点の三回2死。二回の第1打席で打ち取られた阪神先発・馬場のスライダーを捉え、左中間席へたたき込む18号勝ち越しソロ。この一発が、打線爆発の呼び水となった。
「チーム全員が勝ちに飢えていた。今日は本当に勝ちたいと思っていた」とソト。この試合まで本拠地での阪神戦は1勝9敗。ラミレス監督が上位進出の鍵としていた今回の3連戦でも連敗。その鬱憤(うっぷん)を晴らすべく、六回には驚がくの一撃を見せる。
4点リードとなりなお無死一塁。前夜に直球で三振を喫していた阪神3番手・岩崎の「直球を狙っていた」と外角直球を左中間の場外へ。「人や車に当たっていないか心配です」と話す特大弾が、さらに攻撃を加速させた。
打線は17安打で18試合ぶりとなる2桁12得点。「(故郷の)プエルトリコも暑いので、暑さには慣れている」と今季2度目の4安打で好調をアピール。助っ人が猛虎の壁を打ち破り、浮上への希望の灯をともした。