大阪桐蔭の根尾&藤原に異例スカウト11球団40人以上
「第100回全国高校野球選手権・2回戦、大阪桐蔭10-4沖学園」(13日、甲子園球場)
2回戦3試合が行われ、史上初2度目の甲子園春夏連覇を目指す大阪桐蔭は、今秋ドラフト1位候補コンビの根尾昂内野手、藤原恭大外野手(ともに3年)がアベック驚弾を放ち、3回戦へ進出した。根尾が甲子園初本塁打をバックスクリーンへ運ぶと、藤原は逆方向の左翼席へ弾丸アーチ。出場校が一巡した後では異例の11球団40人以上のスカウトらが視察する前で猛烈にアピールした。
異例の11球団40人以上の編成担当者、スカウトが、大阪桐蔭の根尾、藤原ら今秋ドラフト候補を視察した。通常、スカウトは甲子園で全出場校が登場後に各担当地区に戻るが、中日の12人など、この日は多くのスカウトが詰め掛けた。
阪神は5人で視察。畑山チーフスカウトは「2人の潜在能力、大舞台で力を発揮するところを、まざまざと見せつけてくれた」とほれ直した様子だった。
広島・鞘師スカウトは藤原に対して「一振りで仕留める技術がすごいし、群を抜いている。(本塁打は)右打者が引っ張ったような打球だったし、あんな打球はなかなか打てない」と評価。楽天・仁村スカウト副部長は根尾に対して「びっくりだよ。スーパー高校生だよ」と驚きの声を上げた。