沖縄高出身の安仁屋宗八氏が終戦記念日に始球式「戦争は2度と起こしてはいけない」
「第100回全国高校野球選手権」(15日、甲子園球場)
レジェンド始球式には、高3時の62年夏に投手として沖縄高校(現沖縄尚学)を県勢初めての甲子園出場に導き、プロ入り後は広島、阪神で活躍した安仁屋宗八氏(73)がマウンドに上がった。
大きく振りかぶって投じた一球は高めのボール球になったが、堂々たる投げっぷりで観客を沸かせた。
大役を終えた安仁屋氏は「ホッとした。緊張しないつもりだったけれど、力みました」と胸をなで下ろした。
終戦記念日に始球式という巡り合わせに「いい日に登板させてもらった。戦争は2度と起こしてはいけないし、平和でなければ、100回も続かない。これからも長く続いていってほしいね」と元祖沖縄の星は野球のさらなる発展と共に平和への思いをつづった。