龍谷大平安 京都勢通算200勝王手! 4番・松田がけん引

 「第100回全国高校野球選手権・2回戦、龍谷大平安14-1八戸学院光星」(15日、甲子園球場)

 龍谷大平安(京都)が4番・松田憲之朗内野手(3年)の活躍で快勝した。

 硬さのほぐれた松田なら、これぐらいやれて当然だ。チームを勢い付ける3安打1打点に軽やかな遊撃守備。17安打14得点の大勝劇に「つないでつないで、自分たちの野球ができました」と笑みを浮かべた。

 名門・龍谷大平安の4番としての役目を果たした。まずは二回。先頭で放った左前打が3点先制の呼び水に。三回無死一、三塁では遊撃後方に落とす適時打を記録し、九回には4点ダメ押しに導く鮮やかな右前打。守っても柔らかなグラブさばきで再三の好守をみせた。

 初戦の鳥取城北戦は「力みがあった」と4打数無安打。引きずる心を原田英彦監督(58)の一言が軽くしてくれた。

 2日前の練習で「上向け、笑ってバッティングせえ!」と声を掛けられた。直立不動で聞き入ると「ジャイアントロボやないか」と、横山光輝作の漫画として人気を博した硬く、ぎこちない動きが特徴の巨大ロボットを引き合いに笑わされた。

 「打席で表情が硬い。もっと伸び伸びいけ、と。1試合目と違って、きょうは余裕を持ってできました」

 納得の本人に原田監督も「僕もホッとした」と笑顔で応えた。これで京都勢夏120勝。次勝てば、京都勢春夏通算200勝の区切りだ。「(甲子園春夏通算)100勝の次は、200勝だと言ってきたので達成したい」。松田の声がはずんだ。

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