創志・西投手のガッツポーズ問題 古田敦也氏はマー君、松坂らを挙げフォロー
元ヤクルトでプロ野球解説者の古田敦也氏が15日夜、ABC・テレビ朝日系で放送された「熱闘甲子園」に出演。創志学園(岡山)のエース、西純矢(2年)のガッツポーズ問題について「心の叫びに見える」とフォローした。
ふだんから打者を打ち取るたびに派手なガッツポーズや雄叫びをあげる投球スタイルだった西。しかし、15日の下関国際(山口)戦では、初回に球審から「必要以上にガッツポーズをしないように」と注意を受けた。試合後は「自分のリズムでピッチングができなかった。気持ちが焦った」と語っていた。
創志は4-5で負け、甲子園から姿を消した。
同日夜の「熱闘甲子園」では、キャスターの古田氏が「2年生の西君、非常に印象的なピッチャーだったんですが…」と伝え、「投球内容はもちろんですけど、このガッツポーズですね、これは印象的だった」と触れた。
番組内では、審判からガッツポーズを禁止されたことには触れず、古田氏が「ガッツポーズってね、相手や相手のベンチに向けてやったりすると、挑発とか威嚇行為だとか言われてしまうんですけどね。その辺配慮して、彼もね、後ろ向いてやってるんですよ」と説明した。
そして、「後ろ向いてガッツポーズするって、昔からあるんです」として、「(98年横浜の)松坂(大輔)君も優勝した時、後ろを向いてガッツポーズ。(06年駒大苫小牧の)マー君(田中将大)もガッツポーズで吠えてるんですけど、だいたい自分のベンチに向けて吠える。(06年早稲田実業の)斎藤佑樹君も後ろ向いてガッツポーズするんですよ」と歴代の甲子園のスター投手がガッツポーズをしていたことを改めて伝えた。
その上で「彼らね、ギリギリの戦いやってますから。最後の夏、負けちゃいけない戦いの中で出る、このガッツポーズ。なんとなく僕には心の叫び、魂の叫びのように見えてしまいます」とフォローしていた。