中日・平田「母校も頑張っている」大阪桐蔭パワーでサイクル安打!
「中日-DeNA」(16日、ナゴヤドーム)
中日の平田良介外野手が史上68人目、73回目のサイクル安打を達成した。
今季はソフトバンク・柳田、ヤクルト・山田哲、DeNA・桑原も偉業を成し遂げており、4人目の快挙。お立ち台で大歓声を浴び、「すごくうれしいです。本当にすごくうれしいです」と繰り返した。
残るはシングル安打のみとして迎えた七回。「本当はいけないが、自分の打席が周ってくる前の守りからバッティングのことばかり考えてました」。集中力を高め、DeNAの平田から三遊間を鮮やかに破るヒットを放った。割れるような歓声の中、一塁ベース上でヘルメットを取って感謝し、花束を受け取った。
平田は一回に京山から左翼へ6号ソロ。二回に左翼線へ二塁打。四回にも二塁打を放っていた。五回には右翼線へ三塁打を放ち王手をかけていた。1試合5安打目となるヒットで快挙を達成した。ナゴヤドームでのサイクル達成は2003年の福留以来となった。
また、平田は夏の甲子園で8強入りした母校・大阪桐蔭の話題を自ら切り出し、「大阪桐蔭高校、今日も勝ちました。母校も優勝に向けて頑張っています。まだ試合はありますし、クライマックスシリーズも狙える位置。どんな点差でも勝ちに向かっていければと思います」と、言葉に力を込めた。