筒香逆転V満弾からDeNA奇跡3連発 2年連続真夏のハマスタ大花火

8回、一岡(30)から右越えに逆転満塁本塁打を放つ筒香(撮影・西岡正)
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 「DeNA7-5広島」(17日、横浜スタジアム)

 誰もが想像していない結末…といえばウソになる。DeNAが負ければラミレス監督就任後でワーストの借金12で最下位転落。だが、真夏のハマスタは何かが起こる。3点を追う八回。1番・大和からの3連打で無死満塁として、打席に主砲・筒香だ。

 「いける球が来たら、思い切りいこうと思った」。代わった広島2番手・一岡の初球、146キロ直球を捉えた一打がライナーで右翼席へと突き刺さった。25号は自身プロ初となる逆転満塁弾。ただ、これで終わらない。

 宮崎が「筒香が打つと盛り上がる。その波に乗れた」と左翼へ21号ソロ。さらにソトも「自分のキャリアの中で一番興奮した」と左翼への22号ソロで続き、3者連続本塁打を含む6連打で一挙6得点。その瞬間、筒香も「(去年も)3者連続があったな」と昨季の激戦を思い出していた。

 昨年8月22日の広島戦(横浜)でも、3点を追う九回に筒香、ロペス、宮崎の3連発でサヨナラ勝ち。その3連戦をラミレス監督が「去年のターニングポイント」と話す3試合連続サヨナラ勝利で飾り、一気にCS進出への勢いを生み出した。

 低調が続くチーム。それでも「どんな展開でも最後に勝てる試合を作りたい。明日がすごく大事。明日勝てば乗っていける」と筒香。まだ借金は10。でも、もしかしたら-。その“奇跡”を予感させる劇的勝利となった。

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