浦和学院ナイン「あれをホームランにするか…」大阪桐蔭の一発攻勢に驚がく
「第100回全国高校野球選手権・準々決勝、大阪桐蔭11-2浦和学院」(18日、甲子園球場)
浦和学院(南埼玉)が、大阪桐蔭(北大阪)の一発攻勢に沈んだ。
注目右腕・渡辺勇太朗投手(3年)が140キロ後半の直球を軸に、強力打線に対抗。初回を三者凡退で退けたが、二回は根尾昂内野手(3年)に左中間最深部へ先制ソロを被弾。2点ビハインドとなった五回には藤原恭大外野手(3年)に右翼席へソロを打たれた。
その後、八回に河北将太投手(3年)も藤原にバックスクリーンへ被弾。再登板した渡辺は九回、石川瑞貴内野手(3年)にも一発を浴びた。
結局、4本塁打を含む12安打11失点。渡辺は「悔しいです。藤原のホームランは自分の自信のあるボールをコースに投げ込んで、『あれをホームランにするか』という感じです。すごいです」と脱帽した。
藤原にバックスクリーンへ運ばれた河北は「甘い球は一発で仕留める。打球も違う。いい勉強になりました」とコメント。捕手の畑は「根尾君に打たれたのだけ失投。あとはいい球を打たれた。打球の速さ、スイングスピードも一番。藤原君は詰まった当たりもホームランにされた」と、振り返った。
32年ぶりの4強入りならず。森監督は「力負けです。大阪桐蔭さんは真っすぐの振り負けがない。打ち損じがなく、スタンドまでもっていく力がある。継投は最初から決めていたが、うまくいかなかった。代えたところで相手打線を増強させてしまった。それは監督として残念です」と、落胆した。
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