近江・多賀監督、金足農・吉田に脱帽「あの凄い気迫は素晴らしい」 八、九回追加点奪えず

9回裏金足農無死満塁、斎藤の2ランスクイズが決まり奇跡の逆転サヨナラ勝ちm歓喜する吉田(中央)らナイン=甲子園(撮影・佐藤厚)
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 「第100回全国高校野球選手権・準々決勝、金足農3-2近江」(18日、甲子園球場)

 近江(滋賀)は17年ぶりとなる4強進出まで目前に迫りながら、金足農(秋田)に敗れた。

 佐合大輔(3年)-林優樹(2年)のリレーで相手を封じ込め続けたが、最後の最後で無死満塁からの2ランスクイズに屈した。捕手の有馬諒(2年)はホームベース付近で突っ伏して悔しさをあらわにした。

 近江は2-1とリードした後も八回に無死一、二塁、九回にも無死一、二塁と突き放すチャンスを迎えたが、金足農を支えるエースの吉田から追加点を奪えなかったのが大きかった。

 多賀監督は「うちがどうこうというより、吉田君の気迫と金足農さんの全員野球が(自分たちを)上回った。吉田君はランナーが出るとギアを上げる。あの凄い気迫は素晴らしい」と脱帽した。「うちもこれだけの大観衆の中で、これだけのゲームが出来たことを感謝したい」と思いを述べた。

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