大阪桐蔭・根尾、戦後初3度目“胴上げ投手”だ 「いい仲間、一生の友」と突き進む
「第100回全国高校野球選手権・準決勝、済美-大阪桐蔭」(20日、甲子園球場)
史上初2度目の甲子園春夏連覇を目指す大阪桐蔭は休養日の19日、大阪府大東市内の学校グラウンドで調整を行った。
伝説の足音が聞こえる。二刀流でチームを支える大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)は投手としての思いを言葉にした。17年春、18年春に続き春夏通算3度目の“胴上げ投手”となれば戦後初。自身3度目の決勝マウンドへ気持ちを高ぶらせる。
「自分が投げた時は周りの力を信じながら投げたいです」。昨年、今年のセンバツで優勝した記憶は鮮明に残る。この日の練習ではブルペンに入らず、キャッチボールで調整。先発ローテを考えれば、20日の準決勝・済美戦は柿木の登板が予想され、根尾の出番は決勝戦になりそうだ。
今大会は2度の先発登板で勝利に導き、バットでは14打数6安打で打率・429、2本塁打、2打点。「いい仲間たちに出会えたというか、一生の友達だと思います」。苦楽を共にしたメンバーと共に、史上初2度目の春夏連覇へと突き進む。