大阪桐蔭・柿木が155球完投勝ち 金足農・吉田とのエース対決に「全力で倒しにいく」

先発し力投する大阪桐蔭・柿木=甲子園(撮影・山口登)
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 「第100回全国高校野球選手権・準決勝、大阪桐蔭5-2済美」(20日、甲子園球場)

 大阪桐蔭(北大阪)が済美(愛媛)を下して、決勝進出。史上初となる2度目の春夏連覇に王手をかけた。東北初の優勝が懸かる金足農(秋田)と、21日午後2時から対戦する。

 先発した柿木蓮投手(3年)が好投した。二回に1点を先制されたが、9回を6安打2失点。2桁10三振を奪って155球の完投でチームを決勝に導いた。

 背番号1を背負うエース右腕は「状態はあまり良くなかったんですけど、みんなもよく守ってくれて…。自分がしっかり投げようと気持ちを切り替えて、いい意味でひとりやったるという気持ちで投げました」と振り返った。

 西谷浩一監督も「苦しい試合となりましたが、相手の山口くんが本当に粘り強く、体力的には限界だったと思うんですけど、粘り負けないようにと。だからこそ柿木にも火が付いたんだと思います。状態は良くなかったが、昨年からの経験、1番を付けたプライドを守り、粘ってなげてくれた」とたたえた。

 柿木は金足農との決勝について、「優勝しか狙っていない」ときっぱり。剛腕エースの吉田輝星投手(3年)との投げ合いが濃厚だが、「最高の相手だと思うので全力で倒しにいく」と言い切った。

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