金足農を見ると思い出す?異色の野球漫画「砂の栄冠」が話題
100回目の節目を迎えた夏の甲子園、全国高校野球選手権で、金足農(秋田)が注目の的となっている。県立校であること、エース・吉田輝星投手(3年)の投げっぷり、逆転が続く勝ちっぷりなどなど、ファンが応援したくなる点は枚挙にいとまがないが、今回、その活躍に関連してネット上で話題になっている漫画がある。「ドラゴン桜」などで知られる三田紀房氏原作の「砂の栄冠」(講談社)だ。
同作品は埼玉県の県立高校・樫野高校を舞台に、プロ注目のエース・七嶋が、近隣に住む老人トクさんから、現金1000万円の支援を密かに受けて、これを資金に練習環境を改善したり、指導者を招へいしたりとチーム強化に力を入れる。
もちろんこうした設定は金足農とは全く異なるが、共通する点があるとすれば、その戦いぶりだ。
大会を一人で投げ抜く吉田の姿が七嶋と重なるという声や、県立高をファンが応援する様子が漫画と同じだとする声がツイッターでは見受けられる。
「砂の栄冠」は純粋な青春ドラマとはひと味違った切り口、視点で高校野球を描いている。