楽天の三好、嶋、横山が浪江町の小中学生を試合招待
楽天・嶋基宏捕手(33)と三好匠内野手(25)、育成枠の横山貴明投手(27)が、22日のオリックス戦(楽天生命パーク)に、福島県浪江町の小中学生3人と、その保護者・引率教員を含めた計9人を招待した。嶋と三好の2人は、試合前練習の際にベンチで対面。サインボールや帽子などをプレゼントし、記念撮影にも応じるなど交流した。
福島県浪江町は、2011年3月の東日本大震災前には約1700人いた小中学生が、現在、小学生8人、中学生2人の計10人。そんな現状を知った三好が「何かしたい」と話し、その思いに嶋と浪江町出身の横山が賛同。同町で暮らす子どもたちに夏休みの良い思い出をつくってもらいたいと、このたび実現した。
嶋は「きょうが夏休みのいい思い出になって、2学期も勉強などいろいろなことに頑張ってもらえたら」と笑顔で子ども達を激励。三好も「これからもこういうことを少しでも続けていきたい。子どもたちが笑顔になれるプレーを心がけたい」と話した。
2軍施設で練習中で、子どもたちとの対面ができなかった横山は、球団を通じ「震災から7年たちましたが、浪江町は元の生活に戻れていないのが現状です。その現状を風化させないためにも今回の招待で改めて皆さんに現状を知って頂けたらうれしいです。浪江町出身の選手として、浪江町の皆さんに少しでも勇気と希望を持って頂けるよう、僕も頑張ります」とコメントした。