金足農・吉田「話してみたら非常にいい人」大阪桐蔭・根尾&藤原と交流深める
第12回U18アジア選手権(9月3日開幕・宮崎)に出場する侍ジャパン高校代表が25日、都内近郊のグラウンドで合宿をスタートした。
今夏の甲子園で準優勝となった金足農・吉田輝星(こうせい)投手(3年)は初日から別メニュー。永田裕治監督(54)は吉田に対し、29日まで予定される都内での調整中は無理をさせない考えを明かした。
吉田はこの日、ストレッチやマッサージに専念。「早く野球がしたい」とはやる気持ちを抑えながら、万全の状態に戻し、大会を迎える姿勢を示した。
指揮官も吉田のコンディションには細心の注意を払う。永田監督は「本人は投げたいと言ってきたけど、東京ではゆっくりさせておこうかな」とノースロー調整を示唆。28日の侍ジャパン大学代表との壮行試合も登板回避が濃厚となった。
本番まで1週間あまりと時間が限られる中で、吉田は仲間とのコミュニケーションにも余念がない。決勝で激突した大阪桐蔭の根尾、藤原の印象を聞かれると「打たれたんで少し抵抗があったんですけど、話してみたら非常にいい人だった」と笑わせた。