金足農・吉田 甲子園決勝後、初ブルペンは30点も「楽しかった」

一塁コーチを1イニング務めたU-18日本代表・吉田輝星(金足農)=都内近郊のグラウンド(撮影・中田匡峻)
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 第12回U18アジア選手権(9月3日開幕・宮崎)に出場する侍ジャパン高校代表合宿第3日が27日、都内近郊のグラウンドで行われた。

 この日は実戦感覚を養うため、立大との練習試合。前日まで2日連続で別メニューだった金足農・吉田輝星投手(3年)は登板せず、ベンチで仲間を鼓舞した。五回の攻撃では一塁ベースコーチに入り、出塁した大阪桐蔭・藤原(3年)らに声かけ。このイニング、2死から連打で好機を作り、大阪桐蔭・中川(3年)の逆転適時打が飛び出した。

 一塁ベースコーチは今春にも経験。出塁した大阪桐蔭・藤原(3年)に声をかける姿もあったが、「次どういう動きをすればいいか指示を出す役割があるが、選ばれた選手なので(自分が指示する前に)確認していた」という。

 また、この日の試合前はウォーミングアップを行った後、横浜・板川(3年)を相手に約60メートルの距離でキャッチボール。さらに今合宿初めてブルペン入りし、立ち投げで約30球を投げ込んだ。フォームの連動性を確認しながらの投球で「30点」としながら、「久しぶりに投げて楽しかった」と笑顔を見せた。

 準優勝に輝いた夏の甲子園で881球を投げたことから、今合宿では疲労回復を優先。「痛みなどは特にありません」と言うが、29日まで行われる都内合宿での実戦登板は回避濃厚。一歩ずつ、段階を踏んでいく。

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