石井一久氏 楽天GM就任会見で「僕が心配な方もいらっしゃると思いますが」
楽天のゼネラル・マネジャー(GM)に、ヤクルト、米大ドジャースなどでプレーした石井一久氏(45)が9月1日付で就任することを受け、27日、仙台市の楽天生命パークで同氏が出席し記者会見を行った。
チーム再建を任された石井氏は「ハプニング的な優勝はいらない。5年、10年と、しっかりと東北のファンの皆さんが毎年『今年は何位でフィニッシュしてくれるかな』と楽しみにしてくれる状況をしっかりとつくれればいいと思っている。それには生え抜きのスーパースターを育てていくことが大事になってくる」と力説。
その上で「今でも代表するような選手はいますが、その中でもスペシャルな選手というのを育てていければなと思ってますし、そういう選手が出てくることで毎年のように優勝争いをしっかりとできるチームになれる」と意欲的に話した。
さらに「僕が心配な方もいらっしゃるかと思いますが、心配があるから楽しみもあると思う。結果とチームの充実度、成長を見ていただきたい」と自信を見せた。
同席した立花球団社長は「まずは三木谷会長、星野前副会長、私も含め、非常にコミュニケーション能力が高い人物で、なおかつ、信頼できる人物。また野球をよく知っている人物(という評価をしていた)。海外でのプレー経験もあるので、海外と日本の差など我々が勉強することがたくさんある。我々が欲しい人材が石井さんだった」と期待した。
石井氏はこの日、会見の前にさっそくスカウト会議にも出席。立花社長は「ドラフトで良い選手を引いてくれるのをお願いしたい」と、さっそく今秋ドラフト会議でのくじ引き役に任命した。