由伸巨人、本拠地3連敗…山口オーナー「厳しい現実を見せつけられている」
「巨人2-6広島」(30日、東京ドーム)
巨人は最後の1本が出ず、力負けした。夏休み最後の本拠地3連戦で3連敗。コイ党の勝利の凱歌(がいか)を背にベンチ裏に引き揚げた高橋監督は「あと一押し、もう一本というところがなかなか遠いね」と嘆いた。
「いろいろなことをやっていかなくちゃいけない」と、坂本勇を昨年6月以来の2番に据えるなど、手を打った。3点ビハインドの五回に機能し2点を奪ったが、六回1死満塁、八回1死一、二塁で無得点。九回に3点を奪われ、終わってみれば完敗となった。
3夜連続で観戦した山口オーナーは「厳しい現実を見せつけられているかな、と言わざるを得ない」と力の差を認めた。4連敗で2位・ヤクルトとの差は3・5に広がった。投打がかみ合わず、停滞ムード打破の兆しは見えてこない。