DeNA・ラミレス監督 ノーゲームに怒った「なぜ、やんでからそういう決断?」
「阪神(降雨ノーゲーム)DeNA」(31日、甲子園球場)
強く降り続いた雨がやんだ。これから試合再開か-。だが、グラウンドに出てきた審判が告げたのは「ノーゲーム」のコール。DeNAのアレックス・ラミレス監督の表情に怒りの色がにじみ、しばらくの時間、ベンチに立ち尽くしていた。
「スタンドの4万人の人もビックリしていると思う。雨が降り続いているのならば理解できるが、なぜ、やんでからそういう決断をしたのか分からない」
試合開始直後からの強い雨で、初回を終えるまでに2度の中断。その中で、初回2死からロペスに13試合ぶりの一発が飛び出し先制すると、同点とされた直後の二回もソトのソロで勝ち越し、さらに2死一、二塁からの大和の左翼線2点二塁打でリードを広げた。
「ここからの5試合が重要になる」。試合前に指揮官が話した重要な戦いで、最高のスタートを切ったが、3点リードの三回1死二塁の好機で3度目の中断に入ると、約20分後に判断が下された。
山本貴球審は「グラウンドコンディションの不良。整備してもダメだと判断した」と理由を説明。ただ、それがラミレス監督に伝えられることはなかった。「出てきてノーゲームと言ってバイバイしただけ。どれだけ打っても審判にノーと言われたのでね」。怒りは収まらず足早に球場を後にした。