ヤクルト・山田哲30盗塁 前人未到の3度目トリプルスリーへ条件達成

 「ヤクルト5-6広島」(31日、神宮球場)

 夏の稲妻のように神宮を駆け抜けた。七回、青木の勝ち越し3ランが飛び出した直後だ。歓声が鳴りやまない中、ヤクルト・山田哲人内野手は左前打で出塁すると、バレンティンへの2球目に二盗を成功させた。今季30盗塁目。既に30本塁打を記録しており、このまま打率3割をキープすれば、2年ぶり3度目となるトリプルスリーの達成となる。

 「2球目に行くと決めていました。イメージ通りに走れました。30盗塁は目標にしていたから、うれしいのですが…」。延長十回の乱戦の末にチームは逆転負け。試合後、笑みはなかった。

 これまでトリプルスリーは10人が達成しているが、2度達成しているのは山田哲だけだ。残り試合を考えれば、プロ野球史上初の「同一シーズン40盗塁&40本塁打」の可能性も十分にある。

 「40&40?そこまでは考えてないですけど、一戦一戦戦っていきたい」と山田哲。ペナント争いは広島の独走でホットとは言えないが、山田哲の挑戦はこれからますますホットになっていく。

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