東洋大ドラ1候補・上茶谷-甲斐野で逃げ切り 4連覇へ好スタート
「東都大学野球、東洋大4-3立正大」(1日、神宮球場)
4連覇を目指す東洋大が接戦を制し、好スタートを切った。今秋ドラフト1位候補の東洋大・上茶谷(かみちゃたに)大河投手(4年・京都学園)と甲斐野央投手(4年・東洋大姫路)のリレーで逃げ切り。今春に唯一勝ち点を落とした立正大に雪辱した。
エースの貫禄で試合を作った。上茶谷は今春に続いて開幕戦に先発。「真っすぐの調子がよくなかった」と直球の最速は140キロ中盤にとどまったが、新たに習得したカットボールがさえた。4回まで打者12人に対して“完全投球”。五回に2失点したが、7回2失点で被安打はわずか3にまとめた。
八回からは守護神・甲斐野がマウンドへ向かった。味方の失策も絡み1失点したものの、この日最速151キロの直球とフォークのコンビネーションで逆転は許さず。「勝てたからよかった」と胸をなで下ろした。