吉田輝星“侍ポーズ”禁止も「大丈夫」…もともと「本戦ではやらないと決めていた」
第12回U18アジア選手権(3日開幕・宮崎)に出場する侍ジャパン高校代表・吉田輝星投手(3年)=金足農=がルーティン(試合に臨むリズムをつくるための一定の動作)の一つにしていた“侍ポーズ”が、日本高野連からの配慮で同大会中禁止とされたことについて、吉田本人が2日、質問に答えた。
もともと「本戦ではやらないと決めていたので、大丈夫です」と自身の投球に影響がないと説明。侍ポーズの他にもルーティンとしている所作があるようで、「試合に入るためにやっていることがたくさんあるので、大丈夫です」とした。
この日は練習のブルペンで約30球を投げ、開幕に備えた。「しっかり集中していきたいです」と気持ちの面でも本大会へ整っているようだった。
この“侍ポーズ”は「シャキーンポーズ」と言い、もともと金足農で初回の守備前などに中堅の大友朝陽外野手と、侍が居合抜きのように抜刀するポーズをすることを試合へのルーティンとしていた。夏の甲子園でも自粛を大会本部から求められていたが、今大会では、対戦相手への侮辱と取られることを避けるため、高野連が禁止を通達した。
8月31日に行われた宮崎県高校選抜との壮行試合では、中堅に入っていた藤原恭大(大阪桐蔭)とのシャキーンポーズを披露し、ファンを沸かせていた。これは、相手が国内チームであることや、ファンの期待が高いことから容認されていた。