台湾代表に“大谷2世”李晨薫が“根尾狩り”に意欲 U18アジア選手権3日開幕
3日に開幕する第12回U18アジア選手権(KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎など)に出場する台湾代表に、将来が期待される怪物候補の2年生がいる。李晨薫投手。エンゼルス・大谷翔平と同じ193センチの長身で、すでに最速148キロを記録している右腕だ。昨年末には今秋ドラフト1位候補・根尾昂内野手(3年)を擁する大阪選抜を抑え込んでいる。
昨年12月。李晨薫は、のちに史上初2度目の甲子園春夏連覇を達成する根尾、中川卓也内野手、山田健太内野手、青地斗舞外野手、小泉航平捕手(全て3年)らが並ぶ大阪選抜を6回2/3無失点に抑え込んだ。
空振り三振を喫した根尾は、対戦した当時の衝撃を今もはっきりと覚えている。「全員が打てなかった。やばかったです。ナイターということもあってより速く感じたかもしれないけど、向こうも成長していると思う」と警戒心を強めている。
李晨薫は2日にKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で練習。「日本ではプロが使うような素晴らしい球場でプレーできてうれしい」と、まだあどけなさが残る表情を緩めた。「根尾選手は覚えている。いい選手だった。今大会は一生懸命やりたいです」と日本代表との対戦も心待ちにした。
日本は1次リーグAグループで、台湾は同Bグループ。両チームは勝ち上がって、スーパーラウンドに進出するまで対戦がないが、実現すれば注目のカードとなりそうだ。