日本ハム・栗山監督500勝 “孝行息子”西川の決勝弾に笑顔
「ロッテ2-3日本ハム」(2日、ZOZOマリンスタジアム)
節目の監督通算500勝は、孝行息子の“進化弾”によってもたらされた。試合後、ナインからの祝福に喜びがこみ上げる。「選手たちが作ってきた500勝だと思うので、感謝しかないですね」。息詰まる接戦を制し、日本ハム・栗山監督は笑った。
2-2の九回1死。七回に反撃の左犠飛を放っていた西川が、守護神・内の内角直球を右翼席に打ち込んだ。8月8日・楽天戦(札幌ドーム)以来21試合ぶりの一発は、自己最多を更新する10号決勝ソロ。不動のレギュラーを担う26歳は、特別な勝利をかみしめた。
「監督になって僕も試合に出られるようになって。すごく感謝しているし、活躍することが恩返しだと思う」。栗山監督が就任した2012年。西川は西武との開幕戦でプロ初出場を果たし、一流への階段を上り始めた。
指揮官は、余韻に浸ることなく「手を打ち続けるしかない」と前を向く。3連勝で首位・西武とのゲーム差は5に接近。信頼する仲間たちと共に、逆転Vへの道を歩き続ける。