オリックス・西、2年ぶり獅子狩りで8勝目 チームは西武戦6カードぶり勝ち
「オリックス5-1西武」(2日、京セラドーム大阪)
オリックス・西が七回途中8安打1失点。粘りの投球で自身2年ぶりの西武戦勝利を挙げた。通算72勝ながら対西武は3勝目(9敗)。対戦防御率も5点台。相性の悪さにローテーションの順番を変えることもしばしばあった。
だが、金子、アルバースら先発陣が抜け、苦手とは言っていられない状況。開幕投手を任された男が意地を見せた。何度も得点圏に走者を置きながら粘った。六回には無死二、三塁から栗山の飛球を捕球した右翼・小田が本塁で刺す併殺などもあり、最少失点で切り抜けた。
「守備のおかげです。若月も考えながらリードしてくれた。粘り強くいけた」
西武について「なんとも思ってないです。自分が(苦手と)決めつけないようにした」と強気な姿勢を崩さなかった。ともかく右腕の奮闘で西武戦は6カードぶりの勝ち越し。
福良監督は「(苦手とか)言ってられない。西には引っ張っていってもらわないと」。逆転CSへ残り23試合。奇跡を起こす原動力になることを期待した。