「中日９－１３巨人」（２日、ナゴヤドーム）

　今季最多の７失点。中日・松坂は本来の投球を見せられず、二回までに６１球も費やして早々にＫＯされた。８月１６日以来の登板で自身の連勝が４で途切れ、４敗目。「試合を見ての通り、全く何もできず迷惑を掛けた。ああいうゲームにして申し訳なかった」と悔やんだ。

　一回、先頭の坂本勇にファウルで粘られ、９球目で二塁打を許した。重信の安打などで１死二、三塁。４番の岡本には甘く入ったボールを振り抜かれ、３ランを浴びた。

　その後も立て直せず、二回は重信のソロ本塁打を皮切りに、５連打を喫した。女房役の大野奨は「全部動かしながらと思っていたが、うまくいかなかった」と反省した。

　この敗戦で中日は自力ＣＳ進出の可能性が消えた。それでも森監督は諦める姿を見せず「まだ試合が残っているなら毎日やるだけ。俺だって最後までやる」と前を向いた。