西武、2位ソフトに4差迫られた 今井ガックリ…「想定外」若月弾
「オリックス5-1西武」(2日、京セラドーム大阪)
自ら勝機を手放す1球だった。2点をリードされた四回2死一塁。先発のオリックス・今井は若月を2球で追い込んだ直後、甘く入った真っすぐを右翼席に運ばれた。若月の今季初本塁打。下位の打者に浴びた痛恨の一発がカード負け越しにつながった。
試合後の辻監督は怒りを押し殺した表情で「あれが一番痛いよ。想定外だった」と語気を強めた。直前の杉本にも2球で追い込んだ次の球で死球を与えた。直後の被弾。4敗目を喫した今井は「四死球が多く、自分から失点のきっかけをつくってしまったのが反省」とうなだれた。
9月は連敗スタート。2位ソフトバンクには4ゲーム差に迫られた。残り26試合。王者の足音がはっきり聞こえる中でも、白星を積み重ねていくしかない。