ドラフト上位候補の立命大・辰己ノーヒット 阪神スカウト視察
「関西学生野球、立命大3-1京大」(2日、わかさスタジアム京都)
2季連続優勝を目指す立命大と近大が先勝した。立命大は京大を3-1で下した。山上大輔投手(4年・立命館宇治)が14三振を奪い、5安打1失点完投。近大は同大に5-0で勝った。
今秋ドラフト上位候補の辰己涼介外野手(4年)は4打数無安打に終わった。阪神の熊野、筒井両スカウトらが見守るなか二盗にも失敗。「この試合でヒットを打っておかないと、というプレッシャーが変に出たと思う」。通算104安打。関学大・田口壮(現オリックス2軍監督)が持つ123安打のリーグ記録に挑むだけに「痛い」と渋い表情だった。同じくドラフト候補の山上は最速147キロで1失点、14奪三振の完投勝ちにも「全試合完封を目指していたので」と悔しそうだった。