「Ｕ１８アジア選手権、日本２６－０香港」（３日、ＫＩＲＩＳＨＩＭＡサンマリンスタジアム宮崎）

　日本がコールド発進した。二回に一挙１９点を先制するなど、序盤から香港を圧倒した。根尾は５打数５安打でサイクル安打を達成した。

　初回、三者凡退に終わった日本は先頭の４番・藤原が四球で出塁すると、５番の根尾が左線へのタイムリー三塁打を放ち、１点を先取した。

　大阪桐蔭コンビで先制に成功した日本は、相手暴投や盗塁などでも加点。根尾が１イニング３安打すると、小園、奈良間、中川も１マルチ安打を記録するなど、香港投手陣から乱れ打ち。この回２４人目の打者・小泉が３つ目のアウトとなる三塁ゴロに倒れると、観客から拍手が起きた。

　日本は三回にも４点、四回にも３点を奪い、大きくリードを広げた。

　投げても、先発した野尻が３回で７三振を奪って９人でピシャリ。四回からは星稜の奥川恭伸（２年）がマウンドに上がり、２死から香港打線に初安打を許すと、観客席からは大きな拍手が湧いた。五回は市川が三者三振で締めくくった。

　この大会では５回は１５点差、７回は１０点差でコールド試合となる。

　以下は日本代表スタメン。

　【日本代表】

１番・遊撃　小園海斗（報徳学園・３年）

２番・二塁　奈良間大己（常葉大菊川・３年）

３番・一塁　中川卓也（大阪桐蔭・３年）

４番・中堅　藤原恭大（大阪桐蔭・３年）

５番・右翼　根尾昂（大阪桐蔭・３年）

６番・投手　野尻幸輝（木更津総合・３年）

７番・左翼　蛭間拓哉（浦和学院・３年

８番・三塁　日置航（日大三・３年）

９番・捕手　小泉航平（大阪桐蔭・３年）