パナソニック・吉川峻平投手の登録資格はく奪 ダイヤモンドバックスとマイナー契約
日本野球連盟は5日、米大リーグ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだパナソニックの吉川峻平投手(パナソニック)を4日付けで登録資格はく奪とし、今後、再登録を認めない処分を発表した。
同連盟は4日に臨時理事会を開催し、複数回にわたりダイヤモンドバックスのスカウトと接触し入団交渉、契約を締結した吉川に対し、登録規定第15条第1項、同第22条第2項に抵触するとして処分を決めた。
また、パナソニックの北口正光野球部長兼監督には、4日から9カ月間の出場資格停止(謹慎)とすること処分を決めた。処分理由は、部長兼監督として所属する吉川と米大リーグのスカウトが入団に向け接触していることを今年4月以降、認識していたにもかかわらず適切に対処せず、結果的に連盟登録規定に抵触する事態を招いたため。
再発防止策として日本野球連盟内の全団体および全加盟チームに対し、プロ球団との入団交渉、契約締結に関わる規定などの遵守についてあらためて文書で通達。また、再発防止策について日本野球機構とも協議する。