日本ハム・栗山監督「野球選手としての使命」被災者の思い胸に全力プレー約束

被災者を思い、苦悶(くもん)の表情を浮かべる栗山監督
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 北海道胆振(いぶり)地方を震源とする最大震度7の「平成30年北海道胆振東部地震」から一夜明けた7日、日本ハムは新千歳空港からの臨時便で仙台空港に到着した。被災者の思いを背負い、奇跡の逆転優勝を目指して残り23試合を戦う。

 チームは5日・西武戦(旭川)の試合終了後、バスで札幌に移動した。その後、6日未明に地震が発生。同日に新千歳空港から仙台に入る予定を断念し、停電と断水が続く中で苦しい時を過ごした。

 札幌市東区の合宿所では選手とスタッフが被災。日本ハム本社から届く支援物資等で空腹を満たし、懐中電灯5個と複数のろうそくで2晩を耐えた。断水のため同施設内のトイレの水が流れず、正常に機能していた隣接する室内練習場内の真っ暗闇のトイレを使用した。森範行札幌合宿所管理担当(51)は「みんな明るく話していましたよ」と振り返る。

 この日の出発前、栗山監督は「野球選手としての使命」と語り、被災者へ全力プレーを届けると約束した。復興へと歩みを進める北の大地と共に、ファイターズの魂を見せる。

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