U18 木製バットに対応できず沈黙 永田監督「監督の責任」

 4回、二ゴロに倒れ悔しそうな表情のU18日本代表・根尾(撮影・中田匡峻)
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 「U18アジア選手権、日本1-3台湾」(7日、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎)

 日本が4大会ぶりに決勝進出を逃し、連覇の可能性が消滅した。

 同点の四回から吉田輝星投手(3年)=金足農=が中1日で救援登板したが、立ち上がりを攻められ、決勝点を献上。それ以上に、わずか2安打に抑えられた打線の沈黙が敗戦に直結した。

 韓国戦でわずか5安打1点に抑えられて敗戦。その流れを変えようと、この試合は大阪桐蔭で占めたクリーンアップを解体。打線を大幅に組み替え、1番に藤原恭大外野手(3年)=大阪桐蔭=、3番に根尾昂内野手(3年)=大阪桐蔭=、4番に野尻幸輝内野手(3年)=木更津総合=を配置した。

 だが、木製バットの対応に苦しみ、飛球が目立ち、鋭い打球は飛ばず。四回、中川卓也内野手(3年)=大阪桐蔭=の左犠飛で追いついたが、六回以降も低迷。九回は根尾が最後の打者となり、ゲームセットとなった。台湾の左腕、ワンにわずか2安打と抑えられ、大阪桐蔭勢も無安打だった。

 日本の永田裕治監督は「1、2番が振れていたので打線を組み替えたがヒット2本。打てなかったのは監督の責任かなと思います」と落胆。台湾のリ・ライファ監督は左打者の多い日本に左投手を当てた采配が的中し、「高校生だし、木のバットではなかなか打てない。対応が難しかったでしょう」と、してやったりの表情を浮かべた。

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