中日・笠原、プロ初完封 巧みな投球で4連勝

 「中日3-0広島」(7日、ナゴヤドーム)

 2年目の中日・笠原が被安打3でプロ初完封。自身4連勝のサウスポーは「自信になる」と充実感を漂わせた。プロ最多の133球。普段は100球を超えたあたりで「もういっぱいです」と交代を申し出ていたが、この日は八回を終えても疲れを感じず続投を志願した。

 一回は2四球などでピンチを招いたが、チェンジアップを軸に立て直した。試合が進むにつれてカットボールを効果的に絡め、打者のタイミングを外した。投手コーチを兼任する岩瀬から持ち球を最初から全部使わないようにと助言され、考えて磨いた投球術でも成長を見せた。

 登板続きで疲労が蓄積している救援陣も助け、近藤投手コーチは「安心して見ていられた投球だったのでブルペンもばたつかず特に助かった」と褒めちぎった。

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