金足農・吉田輝星、9月中にも進路決定 早ければ30日からの福井国体前に
侍ジャパン高校代表としてU-18アジア選手権に出場中の吉田輝星投手(3年)=金足農=が9日、今月中にも進路を固める方針を示唆した。この日は中国との3位決定戦が降雨中止となり、宮崎市内の室内練習場で調整。練習後に卒業後の方向性について口を開いた。
聖地の主役が進む道を決定する日が見えてきた。10日に順延した試合に向けて「疲れを取ることを優先しました」と、ストレッチなどで完全ノースロー。金足農・中泉一豊監督(45)の激励も受けて“充電完了”した右腕は、注目を集める今後について打ち明けた。
まだ「固まっていない」としつつ、「(秋田に)帰ってから話し合います」とした。今夏の甲子園で準優勝した後、高校ジャパンに合流するなどせわしない日々が続く。「ゆっくり話し合う時間がない」。故郷に戻ってから、考えをまとめる予定だ。
当初は八戸学院大への進学が有力視されていたが、聖地での活躍で状況は一変した。プロからは即戦力の評価を受け、プロ志望届を提出すれば、ドラフト1位で消えることは確実な情勢。今大会終了後にも家族や関係者らとじっくり話し合う予定。早ければ30日からの福井国体前にも、進むべき道を固める。