DeNA後藤が今季限りで引退「悔しさない、やりきった」 加賀も引退表明
DeNAは10日、後藤武敏内野手(38)と加賀繁投手(33)が今シーズン限りで現役を引退することを発表した。本人からの申し出があり、球団が了承した。
後藤は横浜高3年時に松坂大輔(現中日)らとともに、甲子園春夏連覇を達成。法大を経て02年ドラフト自由枠で西武入団。11年オフにトレードでDeNA移籍。主に代打として活躍したが、今季は1軍出場がなかった。通算617試合出場、打率・255、52本塁打、184打点。
「体が思うように反応しなくなり、自分の納得がいくバッティングができなくなったことが引退を決めた一番の理由です。まだできるという気持ちや、悔しさがないということはやりきったということだと思います」と球団を通じてコメント。ファンへ向けては「代打で出場した時、横浜スタジアムに響く鳥肌が立つような大歓声は、今も心に残っています」と感謝した。
加賀は埼玉平成高から上武大、住友金属鹿島を経て09年ドラフト2位で横浜(現DeNA)に入団。通算278試合登板、12勝22敗1セーブ、72ホールド、防御率4・03。
「現役生活はうれしかった思い出、楽しかった思い出よりも、ケガをしてリハビリに取り組み苦しんだことの方が記憶に残っています。トレーナーさんを始め、多くの方に支えてもらいここまでプレーすることができました」とコメントした。