西武菊池12勝目「緊張感を力に変えて」8回2安打1失点 山川トップ38号 楽天4連敗
「西武10-5楽天」(14日、メットライフドーム)
首位西武の菊池雄星投手が8回1失点の好投で12勝目(4敗)を挙げた。最下位楽天打線をわずか2安打に抑え、無四球で6三振を奪った。今季、楽天戦は8試合に先発し、4勝2敗となった。
エース左腕は「初回から打線に援護もらって気持ち良く投げることができました。9連戦がきょうから始まったので勝てて良かった。優勝するためには、この緊張感を力に変えてみなさんと喜びたいと思います。一番じゃないと面白くないので優勝しましょう」とコメントした。
打線も序盤三回までに3本塁打で大量リードを奪った。初回に浅村の適時二塁打と山川のリーグトップの38号2ランで3点を先取すると、二回に森が15号ソロ、三回にも中村が25号3ランを放った。
2位ソフトバンクとの差を3・5に広げ、15日から直接対決3連戦を迎えることになった。山川は「なんとしてでも優勝する。まずは明日頑張ります。えぐい試合になると思います」とファンにアピールした。
楽天は、先発の古川が3回7失点と誤算。打線も菊池から七回にウィーラーの犠飛で1点を返し、さらに九回には西武2番手の武隈を攻めて無死満塁から島内の適時三塁打などで4点を返したが、序盤の失点があまりにも重く、チームは4連敗となった。