楽天・田中、新人王へ猛アピール17号 茂木に並ぶ球団生え抜き野手最多タイ
「ロッテ3-10楽天」(15日、ZOZOマリンスタジアム)
新人王奪取への強い思いをバットに乗せた。一回。楽天・田中和基外野手は2球目の直球を捉えバックスクリーンに叩き込んだ。今季3本目の初回先頭打者弾は、球団の生え抜き野手では昨季の茂木に並んで最多タイとなる17号。2年目ながら新人王の資格を持つ背番号25が、タイトルへ猛アピールの一撃を放った。
「感触は良かったです」。二木には今季、チームとして防御率1・16に抑えられていたが「真っすぐとフォークのコンビネーションなので割り切って真っすぐを叩きました」と田中。相棒の「金本モデル」のバットで貴重な一撃を呼び込んだ。
17本塁打、21盗塁。打率は現在規定打席に未到達ながら・283。8月1日のオリックス戦ではリーグ14人目の両打席本塁打もマークした。新人王レースのライバルにはオリックス・山本、ロッテ・藤岡らがいるが、田中も堂々の数字を叩きだしている。
貪欲に狙う。「僕の新人王を期待して見てくれる人たちもいるかもしれない。それに応えられるよう結果を残したい」と野心を前面に押し出していく。