ヤクルト・山中「執念」2勝目 “虎キラー”復活!
「阪神4-6ヤクルト」(15日、甲子園球場)
自分の庭のように猛虎を牛耳った。ヤクルト・山中浩史投手が七回途中3失点の力投。前回登板の8月30日に続く今季2勝目をまた甲子園で挙げ「自分の仕事はできたかな。相性?いいっすね」と笑った。先制を許した初回で、相手の早打ち傾向を察知。二回以降は大胆に強いボールでコースを突き、緩急も駆使して立ち直った。
通算16勝中阪神から7勝目。甲子園では5勝目だ。昨オフに地元・熊本のトレーナーに“色診断”をしてもらい、力を発揮できる色が緑と判明。グラブや靴に差し色で入れ、集中する際に見るルーティンも取り入れた。フェンスから客席まで緑の甲子園は、最高の環境なのかもしれない。
「執念を持って抑えられた」と山中。復活の“虎キラー”が、4連勝と4月9日以来の貯金3をもたらした。