ロッテ・種市、また勝てず 7回6失点、井口監督「1回下に落としてやらせます」
「ロッテ2-7楽天」(17日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテのプロ2年目・種市の初勝利はまたもや遠かった。
7回を被安打9で6失点(自責4)。8月12日の初先発からこの日で6度目の先発となったが、3敗目を喫した。
「調子はそんなに悪くなかったが、要所での1球ですね。怖さを知りました」。20歳の右腕は反省するしかなかった。
二回、味方の失策も絡んで2点を失った。
だが、四回だ。先頭の銀次に右へ運ばれて無死一塁。迎えた打者は16日に本塁打を放っている内田だ。
初球、133キロのフォークだった。狙い打たれた。打球は左翼席中段に吸い込まれる8号2ランとなった。六回にも4長短打を集められて2失点だ。
投げ合ったのは同級生の藤平。前回9日の西武戦で投げ合ったのもこれまた同級生の今井だった。
「投げ負けて悔しいです…」
井口監督は「1回下に落としてやらせます」と話し、ファームで再調整させる。
収穫は最長の7回を投げきったことで、種市、この日の経験を糧にする。