西武6連勝でM9 榎田7回2失点で10勝目 プロ8年目初の大台!
「西武12-4日本ハム」(19日、メットライフドーム)
西武・榎田が7回3安打2失点と好投し、プロ8年目で初の10勝目を挙げた。8月23日に9勝目を挙げてから、3試合で2敗と足踏みが続いていただけに「奇跡というか、野手のおかげだと思う」と笑顔で感謝した。
立ち上がりは細かい制球に苦しんだ。3四死球で1死満塁のピンチを招くと、横尾は空振り三振に仕留めたものの、続く鶴岡に押し出し四球を与えた。右打者の内角へ投じた球がボールと判定されたが、「あそこが生命線」と強気を崩さず、プレートを踏む位置を数センチだけ一塁側に寄せ、二回以降は立ち直った。
開幕前にトレードで阪神から加入し、チームで15勝の多和田、12勝の菊池に続く勝ち星を挙げている。2桁勝利は「プロに入った時の目標だった」という。阪神では1年目から主に中継ぎを務め「一回なくした目標」となっていた。新天地で先発を任され、達成できた。
10年ぶりのリーグ優勝へのマジックナンバーは「9」となった。「序盤から安定した投球で、見ている方を安心させるようにしないと」とさらなる好投を誓った。