ロッテ・福浦、2000安打へ「M2」 7戦連続スタメン、首痛も
「ロッテ0-3ソフトバンク」(19日、ZOZOマリンスタジアム)
2000安打に残り「2」となる安打を放ちながら、ロッテ・福浦に満足感はなかった。
「(第)1打席にヒットが出たのはよかったけど、きょうは2打席目がすべてだね…」
二回、一塁に鈴木を置いた第1打席。2-2から松本裕の140キロストレートを流し打った。三遊間をきれいに割った左前打だ。
「ほんと久々にレフト方向にヒットが出たよ。三遊間がだいぶ開いていたし」。一度は笑顔を見せたが、その顔はすぐに曇った。
四回無死一、二塁の場面。フルカウントから低めの変化球にバットは空を切った。
「打って勝ちたい」と繰り返す福浦には悔やむ打席となった。
7試合連続のスタメン。42歳の肉体に疲労は増し、首痛が追い打ちをかける。
今季7度目の完封負け。井口監督は福浦の1998本目の安打を「追い込まれてうまく合わせた」と評し、こう言った。
「見ている人たちが刺激を感じてもらわないといけない」
福浦が1本の安打の重みをナインに見せながら大目標に向かう。